ここでは、
・カスピ海ヨーグルトってなに?という人
・カスピ海ヨーグルトを手づくりする方法を知りたい人向けに
公式サイトでのつくりかたと、それを参考にしたうちでのつくりかたを解説いたします。
簡単に手づくりできるので、たくさん食べられ節約もできます。
※気温が30度を超える猛暑ではつくっていません。
カスピ海ヨーグルトとは
1986年に京都大学の名誉教授がカスピ海のあるコーカサス地方から持ち帰ったものが広まったといわれています。
このコーカサス地方の人々はとても長寿だということで、この教授はヨーグルトに関係するのではないかと興味を持ったのだそうです
『カスピ海ヨーグルト』は「クレモリス菌」でできていて、よく耳にする乳酸菌の「ビフィズス菌」ではありません。
このクレモリス菌は粘りがあり他のヨーグルトよりまろやかで、ヨーグルト独特の酸っぱさがなく食べやすいのが特徴です。
そのなかでも一番の特徴が、簡単に手づくりできるということ。
なぜなら、常温発酵するのでとてもつくりやすいのです。
※普通のヨーグルトは40度以上で発酵するのでヨーグルトメーカーが必要です。
そしてさらにすごいのは、この出来上がったカスピ海ヨーグルトをまた種にして繰り返しつくることができるのです。
そう、牛乳だけ買ってくればOK!
毎日もりもり食べられ、節約にもなります。コスパ最強!
カスピ海ヨーグルトのつくりかた
「フジッコ公式 カスピ海ヨーグルトのつくりかた」
カスピ海ヨーグルト手づくり用種菌も販売中
「フジッコ公式」でのつくりかた
引用:フジッコ公式
・牛乳1リットルに対してカスピ海の種ヨーグルトが100g(大匙6)
・牛乳と種ヨーグルトの割合は10:1で、種を入れすぎると固まらない
・気温が高いと早く固まり、気温が低いと時間がかかる
・発酵時間の目安として25~30度の場所では24時間、20度前後の場所では72時間
これを参考にして
📌うちのカスピ海ヨーグルトのつくりかた
・まず牛乳とカスピ海ヨーグルトを常温にもどします。冷たいと発酵しないので固まりません。
※牛乳は「成分無調整の牛乳」で、低脂肪牛乳や乳飲料ではありません。
・1リットルの牛乳をコーヒーの空き瓶2つに分けてつくっています。
・煮沸消毒した空き瓶に牛乳を注ぎ、カスピ海ヨーグルト大さじ3を入れ、よく混ぜて蓋をします。気温が20~30度の季節はそのまま常温に置いておくと2日ほどで出来上がります。
・出来上がったら冷蔵庫に入れて1週間ほどで食べきるようにします。
↓
・まだ開けていないほうの瓶から、カスピ海ヨーグルトを「種」として取り出します。
📌種を取り出すときの注意点
カスピ海ヨーグルトの表面は少し取り除きます。
そこから2人分くらいを器に取り出して、瓶の奥のほうのヨーグルトを次の種にします。
このとき注意するのは、絶対に雑菌が入らないようにすること。
食べかけのヨーグルトを種に使うのは厳禁です!
📌つくるときのコツ
スプーンなどカスピ海ヨーグルトに使うものはすべて煮沸消毒します。
煮沸消毒したあと水滴がついているからといって布巾で拭いてはいけません。(そのままでOK)
菌は生きているので20度以下では温め推奨なのですが、温めすぎるとよくないので体感10度以上あれば常温で3日おくくらいにしています。
また、30度を超える夏場は暑すぎて何日も置いておくと腐ってしまうのでおすすめしません。しかしうっかり30度を少し超えてしまった日があってダメかと思いましたが1日経たずにしっかり固まっていたのですぐ冷蔵庫に入れておいしくいただきました。でもだんだん菌が弱ってくるように思います。
冬場につくる場合は、種と牛乳を混ぜる前に人肌くらいに温めてから混ぜるのがコツです。
気温が低いと固まらないので、煮沸消毒に使ったお湯を小さなペットボトルに入れて、カスピ海瓶といっしょに発泡スチロールに入れ、数時間おきにペットボトルのお湯を取り換えて温めています。
牛乳パックを開けてそこに種をいれて混ぜると簡単なのですが、真冬にそれを20度以上に保つのが難しいのと、引き継ぎの種を取りにくいというのもあります。
通常カスピ海の種の粉からつくりますが、市販のカスピ海ヨーグルトでもつくれます。
※推奨されていません
カスピ海ヨーグルトの食べかた
カスピ海ヨーグルトはまろやかで食べやすいのですが、バナナやイチゴやキウイといった果物、フルーツ缶詰、ジャムやブルーベリーソースなどをいれるとよりおいしく食べられます。
でもせっかく100gあたり66kcalしかないのに、甘いものをまぜるとカロリーがあがってしまいます。
また、ずっと同じヨーグルトを食べ続けるよりも、たまにはべつのヨーグルト食べるほうが腸内環境に良いとのことです。
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