ここでは、QRコード詐欺ってなに?という人向けに、QRコードを使ったさまざまな手口の詐欺や対策などをご紹介いたします。
スマホをかざすだけで手軽に決済ができたり、施設に入場することができるQRコードですが、年々詐欺も増えているとのことです。QRコードは他人に見せない、不用意に読み取らないように注意しましょう。
QRコードのメリット、デメリット
スマホをかざすだけで手軽に決済ができたり、施設に入場することができる「QRコード」ですが、年々詐欺も増えているとのことです。
💡 QRコードのメリット
・手軽
・キャッシュレスで支払いができる
・店舗はクレジットカードやICカードより導入が簡単で手数料がかからない
・紙などの入場券や乗車券がいらない
💡 QRコードのデメリット
・読み取りではスマホ必須(要充電)
・QRコードが本物か偽物か見た目ではわからないので詐欺がしやすい(例えば店頭に支払い方法としてQRコードが貼られてあるところに、上からきれいに重ねて偽物を貼る手口はパッと見てわからない)
・入場券のQRコードを第三者に撮影され入場された場合、自分はもう入れなくなる
QRコードを利用するときに注意すること、対策
・QRコードの印字部分がコピーされた紙やシールなどで重ねて貼られていないか確認
・QRコードを他人に見せない(QRコードを撮影して入場券などを盗む)
・不用意に読み取らない(悪意あるコードを読み取るとウイルスに感染したり、詐欺サイトに誘導され個人情報を盗まれる)
・メールに書かれているQRコードにも注意
・危険なURLを開く際に警告が出るウイルス対策ソフトを使う(SafariやChromeにも同様の機能あり)
便利なQRコード、しかし詐欺も増えている
こちらの記事では、さまざまな手口の「QRコード詐欺」が掲載されていました。
タピオカを買ったら200万円が消えた…世界各地で急増「QRコード詐欺」 – ライブドアニュース(プレジテンドオンライン)
・空港の防犯カメラがとらえたチケット泥棒
他人のチケットに記載されたQRコードをスマホで撮影し、その写真を搭乗ゲートにかざす手口で不正に搭乗。
・タピオカを買いに行ったら230万円が消えた
店に貼られた「アンケートで1杯無料」と印字されていたQRコード(偽物)をスキャン→アプリをスマートフォンにダウンロード→実はアンケート機能を装ったマルウェア(悪意あるソフト)だった。
・254万円をだまし取られた71歳の女性
駐車場の料金支払いのQRコードが上書きされ、不正なサイトでの支払いに誘導される事件が複数起きている。本物のコードに重ねて貼られたものだった。
・自宅にいても安心はできない
TVが故障→表示されたQRコードを読み取ってサービス窓口で手続きするとこれが偽物。実は入院中に自宅に侵入するなどの手口でAmazon Primeの再生デバイスをハッキングし、不正なQRコードを表示させ、偽の窓口へ誘導するものだった。
・不用意に読み取っても、見せてもいけない
公共の場やレストランのメニューなどのQRコードを読み取る際には、QRコードの印字部分がシールになっていないか確認。ウイルス対策ソフトをインストールし、危険なURLにアクセスしようとした際に警告が出るようにする。初期状態でスマホにインストールされているSafariとChromeにも、同様の機能がある。
・QRコードが詐欺事件の入り口になっている
電子メールで届いたQRコードにも注意。著名企業や宅配業者などの信頼できる差出人を名乗り(なりすまし)、すぐに対応が必要などと緊急性の高い文面でプレッシャーを与え、QRコードを読み取らせる手口。
イベントや施設の入場も紙チケットを持たずに、QRコードを会場ゲートでスキャンするだけで済む。しかし、単なる画像であるため、写真を撮影すればかんたんにコピーできてしまう。スカイツリー、ディズニーランド、イマーシブ・フォート東京、チームラボ、渋谷スカイなど、多くの人気施設がQRコードでの入場に対応している。万一他人にQRコードを撮影されると、先に入場されてしまった時点で、手持ちのコードは無効になる。
引用(抜粋):ライブドアニュース(プレジテンドオンライン)
「反転QRコード」なるものも存在し、利用者が店に支払いをするためのスキャンなのに、逆に店側が利用者に送金してしまう悪意のあるコードも存在する。
個人情報の入力を求められた際には一度冷静になって考える。QRコードは他人に見せない、不用意に読み取らない、を鉄則として、大切な個人情報や資産を守りたい。
QRコード詐欺のやりくちが投稿されていました。駐車場の料金をQRコードから支払おうとして1000ユーロ騙し取られたそうです。よ~く見ればわかりますが、読み取ったあとの画面でも見分けがつかなかったのでしょうか。本物とそっくり同じにつくられていたのでしょうかね。
Be careful everyone, this happened in greystones. The lady's daughter was scammed out of €1000, using a QR code that she scanned to pay for parking. pic.twitter.com/oGlb4Zk2Xl
— lozzyloz (@lozzylozboz) October 13, 2024
こちらはPayPayを使った詐欺。PayPayを使っている人ならわかるようですが、そんなにカンタンに「返金処理」できないのだそう。
また似たものに、通販サイトで購入したものが出品者側からキャンセル(個人情報ゲット)→知られた住所に代引き詐欺、というケースもあるようです。
もう今の時代、メールやSMSで届いたリンクやQRコードを読み込むときはかなり慎重になる必要がありますね。ブラウザから公式サイトを検索してログインしたり公式アプリから確認するようにしましょう。電話番号が載っていても公式サイトに載っている番号や代表番号からかけましょう。
さっきNHKで新手の詐欺を紹介してたんですけど、
— 安心院バク (@bakunojob) October 29, 2024
通販サイトで購入
↓
サイトから「欠品なので返金します」とPayPayのQRコードが届く
↓
実はこれは送金コードで読み込んだら見知らぬ人に25万円を送金してしまった
っていう手口なんですが
還付金を受け取るためにATMに行く高齢者と一緒だこれ……
ずいぶん前、日本ではまだQRコードがそんなに普及していないころ、中国では飲食店やタクシーの支払いにQRコードが導入され大活躍していると話題になっていました。
しかし便利な反面詐欺もしやすく、QRコードが印刷されている紙の上から偽のQRコードを貼りつけられ、その偽物へ代金が振り込まれてしまう、という手口がニュースになっていました。
通販の支払いでもQRコードやバーコードをかざすだけで手続きが済み、便利な世の中になったものだと感心していましたが、こういった詐欺も蔓延していると聞いて気を付けようと思いました。
【カメラをかざせない】自分のスマホ画面のQRコードを読み取ってみた
固定電話の詐欺を防ぐ、70歳以上ナンバーディスプレイ無償化【NTT東西】
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