ここでは、70歳以上ナンバーディスプレイ無償化ってなに?いつから?という人向けに、NTT東日本・西日本が23年3月22日に発表した、特殊詐欺防止に役立てるサービスの無償化をご案内いたします。
・ナンバーディスプレイおよびナンバーリクエストの高齢者無償化
・特殊詐欺対策サービスの無償化(先着5000名はこれ)
・電話番号の変更に関する工事費の無償化 をまとめました。
ぜひ70歳以上のご両親や友人知人に教えてあげてください。
-追記-
2023年5月1日から受け付けが開始されましたが電話がつながらなかったのでウェブから申し込みました。ただし「特殊詐欺対策サービス」は電話のみの受け付けだったので断念。後日確認すると、「ナンバーディスプレイおよびナンバーリクエストの高齢者無償化」のほうはきちんと適用されていました。ありがたい!
NTT西日本のウェブまたは電話での申し込み・詳細 はこちら
NTT東日本のウェブでの申し込み・詳細 はこちら
ナンバーディスプレイとナンバーリクエストの高齢者無償化
1⃣ナンバー・ディスプレイおよびナンバー・リクエストの高齢者無償化
「ナンバー・ディスプレイ」および「ナンバー・リクエスト」の月額利用料および工事費の無償化は、70歳以上の契約者または70歳以上と同居している契約者の回線が対象です。(申し出があった場合)
受付開始は、2023年5月1日からを予定
※契約者や同居人の年齢、同居していることを確認するための書面の提出が必要になる場合があります。ナンバー・ディスプレイに対応した電話機代は無料にはなりません。対象回線などはNTT公式サイトでご確認ください。
詳細はこちら🔽(2023年3月22日時点)
→特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組みについて NTT東日本
→特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組みについて NTT西日本
💡「ナンバー・ディスプレイ」とは、かけてきた相手の電話番号がディスプレイに表示されるサービスで、月額440円+初期工事費2200円。
💡「ナンバー・リクエスト」とは、電話番号を非通知でかけてきた相手に、電話番号を通知してかけ直すよう音声メッセージで応答するサービスで、月額220円+初期工事費2200円。
特殊詐欺対策サービスの無償化(先着5000名)
2⃣特殊詐欺対策サービスの無償化
「特殊詐欺対策サービス」の月額利用料および工事費を期間限定、先着5000名に無償化。
「特殊詐欺対策サービス」とは、通話録音データをAIで解析、特殊詐欺の疑いがある場合に、事前に登録した連絡先に通知するサービスです。
申込受付期間は、2023年5月1日~2023年10月31日 先着5000名
割引適用期間は、2023年5月1日~2025年3月31日
※申込受付期間や割引適用期間は延長されたり、申込数を拡大する場合もあります。
電話番号の変更に関する工事費の無償化
3⃣電話番号の変更に関する工事費の無償化
特殊詐欺などの犯罪被害を受けたとき、または受けるおそれがあるときは、申し出により電話番号変更の工事費を無料とします。
※被害を受けたことまたは被害を受けるおそれがあることを示す書面等の提出が必要となる場合があります。
さいごに
NTT東西は、特殊詐欺という高齢者を電話でだましたり、資産情報を聞きだしたりする手口が後を絶たないことから、サービス無償化の導入を決めたそうです。
固定電話での被害者が多いこともあり、固定電話サービスを安心して利用してもらうために、取り組みを強化するのだそう。
Twitterでは情報が混在していますが、先着5000名は「特殊詐欺対策サービスの無償化」のほうで、「ナンバーディスプレイとナンバーリクエストは70歳以上なら対象」です。
しかし、「特殊詐欺対策サービス」の5000名の無償化だけで対策しきれるの?といった意見もありました。
また、発信者通知が携帯では当たり前のサービスなのに、固定電話では有料なのがおかしい、という人も。
70歳以上で、すでにこのサービスを利用中でも無償化の申し込みが必要だが、なぜ顧客情報(誕生日)を元に自動で無償化しないのか?といった意見もありました。
それから、どんなにサービスが充実していても、高齢者に知らない人からの電話には気をつけろと注意しても、話し相手ほしさに電話に出てしまう高齢者もいるようです。
さまざまな意見がありますが、こういったサービスは心強いですよね。
なにせお金のために企業の社員や職員が個人情報を売る、といった事件も聞くようになりました。その顧客リストや納税額からお金を持っていそうな高齢者を狙う手口がある、という話も聞いたことがあります。それが本当ならピンポイントで狙われますよね、、
ありとあらゆるものに紐づけされる予定のマイナンバーカードも、紐づけされたあと漏れたらと思うとちょっと怖いです。
5月1日に電話とウェブで申し込んでみた
冒頭で追記したとおり5月1日(月)9時の受け付け開始から電話をしてみましたが、結局1日中「混みあっているので後ほどおかけ直しください」の音声が流れるだけでつながりませんでした。
そのうちネット上で、前倒しで受け付けしていたことや、ウェブでの申し込みができることを知ったので、さっそくウェブから申し込みしてみました。
NTT西日本のウェブまたは電話での申し込み・詳細 はこちら
NTT東日本のウェブでの申し込み・詳細 はこちら
筆者の場合は西日本で「Webでの申し込みはこちら!」から、契約者の名前や電話番号・住所・メールアドレス、70歳以上の人の名前や生年月日を入力して送信で申し込みの受け付けができました。
先着5000名の「特殊詐欺対策サービスの無償化」のほうは、電話での受け付けのみのようなので断念。
ネット上では、「ウェブでの申し込みは新規だけじゃないの?」など情報が混乱していますが、NTT西日本の70歳以上ナンバーディスプレイ・ナンバーリクエストの申し込みだけなら、すでにナンバーディスプレイに加入済みのユーザーでも送信できました。
もしなにかしら問題があれば電話かメールで連絡がくるのだと思います。申し込みがどうなったのか、判明したらまた追記いたします。(下記へ)
ウェブでの申し込みが適用されていた
-追記-
7月に入ってNTTからの請求書を確認してみました。
4月までは「ナンバーディスプレイ」の料金が請求されていましたが、5月分からマイナス表記で相殺されていました。「ナンバーリクエスト」のほうは日割りになっていましたね。
無償化、ありがたいです!
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