ここでは、ライドシェアってなに?という人向けに、モバイルアプリやウェブサイトから一般人の自家用車と乗客をマッチングさせるサービスをご紹介いたします。
ライドシェアが普及すると、ドライバーと乗客双方の出費をおさえられたり、バスやタクシーの運転手不足を補える反面、安全面や犯罪などの問題が大きな課題となっているようです。
ライドシェア、全国の9割が未検討
2023年11月11日、政府はデジタル行財政改革会議で「ライドシェア」導入の是非などを議論しました。
現在導入を検討しているのは神奈川県と大阪府のみにとどまり、残る44都道府県は未検討のままだということです。
【神奈川県】タクシーと共存しつつ、観光地でのタクシーが一番足りなくなる時間帯をカバーしていきたいと検討。
【大阪府】万博期間中の導入に向けたプロジェクトを検討。
ライドシェアに対して、各地で深刻化しているタクシーの運転手不足を全体の7割が認識していますが、安全面や事故の補償、タクシー事業者への経営圧迫の根強い懸念があります。
また心配されているタクシー運転手不足は、コロナ禍や高齢化によるものでしたが、現在都市部を中心に運転手の数が回復傾向にあるうえ、規制緩和で不足は解決できるとタクシー業界は考えています。
2023年11月6日、政府の規制改革推進会議の作業部会による「ライドシェア」の導入についてのオンライン会議では、タクシーの業界団体と「Uber(ウーバー)」が参加。
世界的なライドシェア大手「Uber」は、必要な保険に入ったり、安全に関わるデータを公表しており、タクシー市場を縮小することなく地域経済に貢献しているとしていますが、タクシーの業界団体からは、事故が起きた場合の責任を負う主体にならない制度なら日本にはそぐわないとの意見がありました。
ライドシェア全面解禁へ「新法検討を」 規制改革委提言https://t.co/284guguCOM
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) November 13, 2023
ライドシェアとは
日本では「ライドシェア」と呼ばれ、モバイルアプリやウェブサイトから一般人の自家用車と乗客をマッチングさせるサービスのことです。
この「ライドシェアリング」は、米国や中国、東南アジアなどでは一般的に利用されているサービスです。有名なもので「Uber」が活躍していますよね。
似たサービスで「カーシェアリング」がありますが、「ライドシェア」は個人の自家用車を使って相乗りするのに対し、「カーシェアリング」は事業者が提供する車を貸し出すサービスとなります。
現在、米国などでは一般ドライバーが自家用車を使って有償で人を輸送することは違法ではありませんが、日本では「白タク」にあたり道路運送法で禁止されています。※公共の交通機関が不便な地域に限り例外的に容認されています。
また「自家用有償旅客運送」制度により、一般ドライバーが運転手をする場合、所定の講習を受けなければなりません。
ライドシェアのメリットとデメリット
【メリット】
・アプリで予約と支払いが完結するので手間がかからない
・アプリでドライバーは乗客を、乗客はドライバーを選べる
・ドライバーが目的地とする場所へ同乗してもらえば、ドライバーと同乗者の双方が出費をおさえられる(高速代など)
【デメリット】
・資格を持つ運転手とは違い一般人がドライバーなため安全面が心配
・事故にあったときの補償
・犯罪などの問題により、ライドシェアを導入した38ヵ国中30ヵ国で禁止になっている現状
ライドシェアについて某大型掲示板では
今持ってる普通の免許で、自家用車使って休みの日に小遣い稼ぎできるって事?
引用・抜粋:5ちゃんねる
ドライバー不足が深刻なので仕方がないんじゃね
外国人ドライバー大量導入、高齢者は免許返納しろと言ってた癖に、個人タクシーの上限年齢を80に引き上げる
ライドシェアが解禁されて一番喜ぶのは中国人だろうな
空港周りに中国人の白タクがたくさんいる、会社名のない怪しい観光バスが横行してる、「知り合いを送迎してる」という
中国人の白タクは決済もサービスも独自でやっているから一銭も日本に入らない
海外では誘拐されたり強盗に遭ったりいい話を聞かない
既存タクシーもウーバーみたいなマッチングサービスに移行したらいい
過疎って困ってる住民が早くなんとかしてくれ!って言ってる
アメリカUberが日常ですげー便利
ライドシェア使ったことある人とない人でイメージが全く違うだろう
治安が悪い国でもさほど困ったことがなく、むしろタクシーのほうが怖かったりする
これOKになったら近所(田舎)で年よりの病院送迎専門でやりたい、だめならすぐ辞めればいいってのも魅力的
ライドシェアって事前予約なので路上で客見つけて急ブレーキかけるタクシーより安全
ライドシェアは都心部以外では好きにしていいから、電動キックボードを全面禁止にしてくれ
ドライバーの高齢化で退職者が出て、無人運転の普及も遅い
前述した、「白タクは禁止されているが、例外的に容認されている」という例が、京都府京丹後市にあります。なんとすでにUberが導入されているとのこと。
京丹後市とNPO、Uber Japanで運営しており、Uberアプリで配車から支払いまでおこなえるため人件費がかかりません。ただし配車や乗車は丹後町区域内のみ。この取り組みは団体保険などでカバーされています。
こういった公共の交通機関が不便な地域ではすでにライドシェアが活躍しているそうです。
2024年4月ライドシェア始まる
ライドシェアが解禁になるも、タクシー会社管理のもとサービスが開始されたというニュースを聞くなか、2024年4月4日 Uberがアプリを使ったタクシー配車サービス「Uber Taxi」のサービスを開始しました。
Uberアプリでは、配車依頼、到着時刻の共有、GPS追跡、同乗者との割り勘、過去の乗車履歴の確認などの機能搭載。乗車地点は、第1ターミナルのアクセスプラザ2階と第2ターミナルのタクシー乗り場となります。
Uberの最新ニュースはこちら、
→Uber Newsroom
Uber、中部国際空港でタクシー配車サービス「Uber Taxi」の提供開始 https://t.co/LWpVtXLGX2 pic.twitter.com/BHdvvLEkFB
— TRAICY(トライシー) (@traicycom) April 5, 2024
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