ここでは、
・相貌失認ってなに?という人
・こういった病を抱えている有名人っているの?という人向けに
個人的な体験をまじえながら、相貌失認について、また病を公表している俳優についてもご説明いたします。
相貌失認とブラット・ピット
みなさんは『相貌失認(そうぼうしつにん)』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。『失顔症』ともいわれ、脳障害による失認の一種だそうです。
「人の顔がうまく認識できない」
「他人の顔の区別がつかない」
「表情の識別ができない」という病気なのです。
有名なところでブラット・ピットがそうですよね。この人のおかげで、相貌失認という言葉が人々に広く認識されることになりました。
他人の顔が多少覚えにくいという軽度な人から、鏡に映った自分の顔さえわからないという重度の人まで病状に幅があります。
相貌失認は人の顔を覚えられない
わたしは、子供のころは近眼だから人の顔を覚えられないのだと思っていました。
大して親しくないとどこかで会っても誰だかわからないので、たとえば親の知り合いに会っても誰だかわかりません。
結果、目が合っているのにシカトしているような感じになるので、あの子は挨拶しないといわれることもあったと思います。
昭和の時代には相貌失認なんて言葉、聞いたこともありませんでしたからね。
私の場合は誰一人まったく覚えられないわけではなく、もちろん家族や友人・知人などは覚えます。ものすごく特徴のある人なども覚えられる。
しかし未だに幅ひろく他人の顔を覚えるのは苦手です。名前を覚えるのも苦手で、数字にも弱いです。
人の顔を一度見たら忘れないという人は接客業が天職なのでしょうね。うらやましい
隣近所の住人でさえめいめいの家にいればその家の住人だとわかりますが、外で、たとえばスーパーなどで会ったとしたらもう誰だかわからないのです。
意識して顔を覚えようとじっと他人の顔を観察してもダメ。顔を覚えられないから声や体格などで見分けようとしますね。
若いころは多少悩みましたが歳を取ると、覚えられないものはしようがないと開き直りました。
今でも、何度も会っているのに母の知人の顔が覚えられないので声をかけられたときは申し訳ない。
嫌いで避けている人物の顔も覚えられないのでよそで会ったら普通に会話してしまうでしょう。
不思議なことに犬の散歩をしている人の、犬の名前や特徴は覚えられるのに、連れている人間のほうはさっぱり覚えられなかったりします。
また、「わたし何歳に見える?」がすごく苦手です。20代も50代も同じに見えたりするので、まあ人当たりよくそこそこ若そうな歳をいっておけば無難なのですが、それよりもっと若い人だった場合気まずい雰囲気になります。
相貌失認の人が認識できている芸能人はすごいのかもしれません。よほどの特徴がある・華があるということになりませんか?
また、人の顔が悪魔のように歪んで見える「相貌変形視」という病もあるそうです。人の顔が悪魔のように「目が吊り上がり、口が裂け耳が尖っている」と顔の形や大きさ、色、パーツの位置といったものが普通とは違って見えてしまうのだそう。ゲームの世界にいるような感じなのでしょうか。
失読症のハリウッド俳優
ほかに、有名人のカミングアウトで広く人々に認知されるようになった症状といえば『失読症』、または『難読症』(英語名はディスレクシア)があります。
トム・クルーズやキアヌ・リーブス、オーランド・ブルームなどたくさんの有名人がこの病を抱えているそうです。
知的に、または物事を理解する能力に異常はみられないのに、文字の読み書きが困難とされる障害であり、学習障害の要因となることがあります。
症状としてはいろいろあるようで、
「文字が踊る」
「かすれて見える」
「字が覚えられない」
「読み間違いが多い」などで、原因は詳細には未だ明確にされてはいないとのこと。
↓これは以前テレビ番組で取り上げられていました。
トム・クルーズは失読症なので映画撮影の台本が読めません。なので誰かに読んでもらったり、録音したものを聴いてセリフを覚えるなどの工夫しているのだそうです。
ひと昔前ならこういった子供は「頭が悪い」「少し変な子」扱いされていたのでしょう。そのへんは相貌失認と似ています。
特殊な症状の記事はこちら
【閃輝暗点】ギザギザギラギラ【視界に変なもの】
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