受けとる人がいない手紙をだせる『漂流郵便局』【ミステリと言う勿れに登場】

ここでは、『漂流郵便局』ってなに？という人向けに、9月15日から劇場公開の「ミステリと言う勿れ」のドラマ編に登場していた漂流郵便局についてご紹介いたします。

実在しますが本物の郵便局ではなく、「受けとる人がいない手紙をだせる」場所なのだそうです。手紙は展示され、だれでも閲覧することができるようです。

この不思議な「漂流郵便局」は香川県・粟島（あわしま）にあります。

『漂流郵便局』とは
月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」に登場
香川県はうどんだけではない
1. 「父母ヶ浜」や「心臓音のアーカイブ」
2. おとなり徳島県にあるカカシ村

『漂流郵便局』とは

『漂流郵便局』三豊市観光交流局
届け先のわからない手紙、預かります。行き先不明の手紙が届く小さな島の『郵便局』、公式サイトでは『漂流郵便局』の場所や、手紙の出しかたなどを掲載。

漂流郵便局

築50年の郵便局を使ったアートプロジェクト。手がけたのは現代美術作家の久保田沙耶さんで、第2回目の瀬戸内国際芸術祭を機に誕生。局内では、全国から寄せられた「誰かに届けたい想い」を綴ったハガキが展示されています。

【漂流郵便局】
築50年の郵便局を使ったアートプロジェクト。手がけたのは現代美術作家の久保田沙耶さんで、第2回目の瀬戸内国際芸術祭を機に誕生。局内では、全国から寄せられた「誰かに届けたい想い」を綴ったハガキが展示されています。※本物の郵便局ではありません
引用：漂流郵便局 – 三豊市観光交流局

月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」に登場

「ミステリと言う勿れ」田村由美（2016）とは、月刊flowers（小学館）の連載マンガです。

リンク

2022年1月からフジテレビの月9でドラマ化され、2023年9月15日から映画公開となっています。

「Tver」では、ミステリと言う勿れ特別編やメイキングなどが無料配信中！

その月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」にでてきた漂流郵便局が実在すると、原作の作者がマンガのなかで記していて興味をそそられました。作者は実際に訪れたようです。

すでに亡くなっている人や、別れた人、過去や未来の自分に宛てた手紙が届くそうです。

手紙（ハガキが推奨されています）は「漂流郵便局留め」で出し、届いた手紙はアート作品という位置づけで展示され、だれでも閲覧することができるのだそう。

自分宛てに書かれていると思った手紙は持ち帰れるとのこと。なんともせつない不思議な場所ですよね。

本日漂流郵便局がドラマに登場します https://t.co/d57qApgMRp
— 漂流郵便局 (@Missing_P_O) January 24, 2022

香川県はうどんだけではない

香川県を訪れたことはないのですが、香川県というと「うどん」のイメージがありますよね。

愛媛県は、蛇口をひねると水ではなくオレンジジュースがでると噂されているように、香川県では蛇口をひねるとうどんの出汁が、もしくはうどんがでてくると噂されています。笑

香川県には粟島の「漂流郵便局」のほかにもたくさんの名所があるようです。

「父母ヶ浜」や「心臓音のアーカイブ」

日本のウユニ塩湖といわれている「父母ヶ浜」

父母ヶ浜(ちちぶがはま)とは、約1km のロングビーチを誇る穏やかな香川県三豊市の海水浴場です。毎年夏には多くの海水浴客が訪れます。潮が引いた干潮時の夕暮れには、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような写真が撮れると話題に
引用：三豊市観光交流局

※ウユニ塩湖-ボリビアにあり、世界で最も平らな場所に雨季の雨が波もたてず広く薄く広がり、その水が蒸発するまでのわずかなあいだ「天空の鏡」といわれる空が巨大な鏡にうつされたような景色が出現する。

豊島にある「心臓音のアーカイブ」

心臓音のアーカイブ：クリスチャン・ボルタンスキーは人々が生きた証として、心臓音を収集するプロジェクトを2008年から展開しています。「心臓音のアーカイブ」は、これまで氏が集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。ご自分の心臓音をここで採録することもできます。
引用：ベネッセアートサイト直島

※有料で自分の心臓の音を録音して保存することができるのだそうです。